取消処分者、免許再取得までの日記

普通自動車免許です。主な舞台は鮫洲です。かかった費用も記録します。よろしくお願いします。

仮免技能試験 その2

練習の甲斐あって、仮免技能試験は一回で合格できた。実際の試験コースを二回も走っていたので合図のタイミング、右左折、車線変更のハンドルの切り具合、40km速度指定のアクセル踏み込みと緩め方など、慣れたもんだった。ちょっと練習や準備に時間をかけすぎたかなぁと思うほどで、もう少し走りたいくらい、あっけなく終わった。


合格率が低いと言われる仮免技能試験。一回の試験で4〜6名受験して、半分以上が落ちると言われる。他にも「一回目は必ず落ちる」なんて噂も聞いた。実際には、今回午前の試験で僕を含め6名の参加者がいて2名が不合格となっていたが、これはかなり合格率が高い方とのこと。過去に運転経験が豊富でも落ちる。何故それほど難しいのか。

 

今回の経験を通して感じた理由は、試験で減点されるポイントを知らない人が多いから、だと思う。持ち点100からスタートして約10分間コースを走るのだが、その間、「正しい運転」に沿わないものがあればそその分減点されていく。そしてその「正しい運転」とは必ずしも一般道路を走る多くの法規を守るドライバーがやっていることとは同じではなく、あくまで採点する側が(勝手に)決めたルールであるから、知らない方が普通だ。失敗する多くの受験者は、何をすると(しないと)減点になるのかわからず、あっという間に持ち点が無くなってしまう。

 

例を挙げていく。カーブは15km程度で進入、走行しなければならないが、減速はカーブに入る前までに済ませなければいけない。つまり、カーブに入ってからブレーキを踏むと減点。仮に減速が足りないと感じても曲がっている最中にブレーキをもう一回踏んではダメ。

 

交差点での右折は中心の目印から手前ギリギリを回らなければならない。目印から遠すぎると右折の小回りとして減点対象。

 

右左折の合図時にはミラーと目視がセットで必須。どっちかではだめ。

 

縁石に乗り上げた場合は減点なのだが、そのまま乗り越えてしまうと試験終了。これは後退して戻るが正解。そして後退時にはバックミラーではなく、目視で後ろを見なければ減点・・・など。

 

正直、実際の路上ではやらないことも多い。もちろんやった方がいい場合もあるだろうが、臨機応変な対応の方が大事だろう。実生活での運転スキルではなく、試験に受かる運転とは何か、減点対象となる行為はどんなものか、を知っているか否かが問われる。

 

だから結構アタマの中であれこれ思い出したり考えたりしながらやらなきゃいけない。車は動きっぱなしだからちょっとリズムが乱れると簡単にパニックになる。僕が同乗した受験者もやっぱり必要以上に緊張を強いられていたのがわかる。あれだけ細かく動作を見られていると思えば、誰だってナーバスになる。本来リラックスして周囲の環境に意識を集中するべきだが、減点を恐れてガチガチになっちゃうよね。

 

今回の出費:

仮免交付手数料 1150円

(ここまでにかかった費用累計:161900円)